金属異物の混入

新潟の有名メーカーさん製造のサラダせんべいに金属異物が混入していて小学校2年
生の女の子が口の中を切るケガをしました。

新聞などの情報によりますと、金属は長さ12.3ミリ、太さ0.3ミリのステンレス製で、
給水配管内のストレーナーを洗浄する金ブラシの一部が混入してしまったようです。

メーカーさんはこの事故を受けて、ストレーナーのブラシ洗浄をやめて定期的に交換
するようにしたと説明されています。

広報担当の方は、「原因が特定できていて、再発防止策も打ち出せました。また類似
被害の恐れがないことから、いたずらに不安を煽ることをさけるため公表を見合わせ
ていました。決して隠したり隠蔽する意図はありません。ただ、本日の報道を受けて
多くの問い合わせが予想されることから公表しました。今後はこのようなことがない
ように品質管理に注意していきたいです」と述べられています。

さて、この事例ですが、少し疑問に思うことがあります。
まず、水のストレーナーをなぜ金ブラシを使って洗浄していたんでしょうか。

私の知る範囲ですが、ストレーナーもステンレスのメッシュだと思いますので、金ブラ
シでこすると、このメッシュ自体にダメージを与えてメッシュ由来の金属異物の原因に
なってしまいそうです。

水に使うストレーナーに金ブラシを使わないといけないような汚れが付着するのでしょ
うか。
それも、ちょっと・・・

次にメーカーさんの対応についてですが、取り敢えず金ブラシの使用をやめたというの
は正しい対策と思います。

しかし、先月の出来事をタイムリーに公表しなかった理由のひとつとして、類似被害の
恐れがないことを挙げられていますが、どうなんでしょうか。
他にはないことを言い切るだけの根拠があればいいのですが。

特に今回の事例はお子さんにケガをさせている訳ですから、もう少し慎重な対応が必
要だったかもしれません。

該当商品の製造工程中には金属検出機も設置されているようですが、ステンレス製で
直径が0.3ミリでは、いくら長さが12.3ミリといっても検出できないこともあります。

金属検出機が万能でないことを前提として製造工程で使用する器具、備品、洗浄道具
などの素材、およびその管理方法を見直すことこそが大切です。

もうすぐ義務化されるHACCPでは、よく金属検出機の工程がCCPになってますけどね。

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案の定

この事例、案の定勤務先の作業標準に反映させるようです。

Re: 案の定

MK 様

いつもありがとうございます❗
他山の石とすることは大切ですね。
プロフィール

QCマスター

Author:QCマスター
株式会社 食品の品質管理研究所
代表取締役 花野 章二
食品衛生コンサルタントとして独立開業いたしました。
どうぞ宜しくお願いいたします。

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