黄色ブドウ球菌

東京都台東区のホテルのディナーで飲食した客12人が、嘔吐.下痢などの食中毒
症状を訴えました。

保険所の調査の結果、客と従業員から黄色ブドウ球菌が検出されました。
原因となった食材は、レストランで提供されたローストビーフでした。

黄色ブドウ球菌は顕微鏡で見るとブドウの房のように集まっており、シャーレ上
では黄色のコロニーを作る球菌です。

自然界に広く分布していますが、厄介なのは健康な人の皮膚や鼻咽腔に存在して
いることです。

特に調理する人の手や指に傷や手荒れがあり、傷口が化膿している場合には食品
を汚染する危険が非常に高くなります。

また黄色ブドウ球菌による食中毒は、菌そのものではなくて菌が増殖する時に産
生するエンテロトキシンという毒素によるものです。

黄色ブドウ球菌は加熱に弱い菌なんですが、この毒素は加熱することで分解はし
ません。

従って、いったん食品の中で毒素が作られてしまうと再加熱しても食中毒の危険
がいっぱい、ということになってしまいます。

食品製造の現場、特に人が加熱後の食材を取り扱う場合に注意が必要な食中毒菌
ということが言えますね。

だから、食品工場に入る前には手や指に傷がないか確認します。
そしてマスクを着用しますが、この際にはしっかりと鼻まで覆うことが大切です。

次にしっかりとルール通りの手洗いを行ってから、アルコール消毒してから手袋
を着用します。

ちょっと面倒なようでも、どれも大切な食中毒への対抗措置なんです。
その意味をちゃんと教育してあげてください。

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QCマスター

Author:QCマスター
株式会社 食品の品質管理研究所
代表取締役 花野 章二
食品衛生コンサルタントとして独立開業いたしました。
どうぞ宜しくお願いいたします。

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