貝毒

大阪府の海岸でアサリやシジミなどの二枚貝の毒化が確認されました。
毒を蓄積した二枚貝を食べると舌や唇、手指などがしびれ、重症の場合は死に至る
こともあります。

毒化が解消されるまで当面の間、大阪府の海岸や河川下流部で天然のアサリやシ
ジミなど、安全性の確認されていない二枚貝を採って食べないように注意を呼びか
けています。

毒化の原因は、渦鞭毛藻など海水中の有毒プランクトンを捕食した貝が毒を蓄える
ことによるもので、毒化した貝を食べることにより食中毒を発症します。
また、この毒素は加熱により無毒化することもなく、蓄積で貝の食味にも変化はあり
ません。

貝毒は過去に重大な食中毒事故を起こしたことがあります。
1942年から1950年にかけて、静岡県の浜名湖を中心にアサリやカキによる集団食
中毒が発生(浜名湖アサリ貝毒事件)し、患者が350人、うち死者が150人となる大
惨事でした。

現在は各都道府県の水産担当部局において、冬の終わりから海水中のプランクトン
や貝の検査を行い、毒の量を検査しています。

基準値は貝の可食部1gあたりの毒力が麻痺性貝毒4MU、下痢性貝毒0.05MU以上
になった場合に今回のような措置がとられます。

今回大阪府で検出されたのは、アサリで49~89MU、シジミで22MUとなっています。
このMU:マウスユニットとは、貝やフグなど様々な毒素の影響量に対する単位であ
り、体重20gのマウスに毒性物質を腹腔投与した際、麻痺性貝毒では15分、下痢性
貝毒では24時間、フグ毒では30分で死亡させる毒の量が1MUと定義されています。

これをヒトに当てはめると、個人差や毒の種類によって違いますが、体重60kgの人
の経口致死量は3000~20000MUと考えられています。

もう少し暖かくなると各地で潮干狩りのシーズンがやってきますが、あまり人が来て
いない海岸や河口ではやめておいたほうがいいと思います。

穴場だ!といってよろこんでいたら、大変なことになってしまうかも・・・。

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Author:QCマスター
株式会社 食品の品質管理研究所
代表取締役 花野 章二
食品衛生コンサルタントとして独立開業いたしました。
どうぞ宜しくお願いいたします。

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