目視検品

東京スカイツリーのお土産のお菓子において、外箱の東京スカイツリーの絵柄が逆さ
まにプリントされている商品が含まれていた可能性があるとして、返品・交換を受付
られています。

現物の画像を見ると、正規品ではパッケージの左側にスカイツリーの絵柄があります
が、該当品では右側に、そして上下が逆さまのスカイツリーがプリントされており、
誰でも間違いに気がつきます。

明らかに印刷ミスであり、包材メーカーさんの問題なんですが、この印刷の不良品が
見逃されて、使用され、出荷されてしまったことに問題があります。

この商品のメーカーさんでも目視による検品作業はされていると思いますが、その作
業は印字の確認だったり、外箱だったら変形だとかといったことについては徹底され
ているんだと思います。

しかし、人による目視検品作業は意外に今回のような大きな、誰がみても判る不良を
見逃してしまうことがあります。

朝から、ずーっとラインに流れてくる商品の検品をしてると誰でも集中力が途切れて
しまい、目では捉えていても、それが正常か異常かの判断能力が停止してしまいます。

目視検品の作業については、集中力維持のために、まずは連続作業の時間が適正であ
るかどうかを調べる必要があります。

もいろん、ラインのスピードや検品すべき内容によって違いますので一概には決めら
れません。

そして、照明も大切な要素です。
照明が暗いと、見つかるものも見つかりません。

最近はLEDの照明が増えてきました。
従来の照度計で計測すると、以前より数値(Lux)が低くなることがありますが、これ
はLED照明の特性であり、実際には眩しすぎたりしますので作業者によくヒヤリング
するのが大切です。

そして、なによりは目視検品作業の目的は「異常品を止めること」ですので、作業中
は常に「異常品が流れてくるかもしれない」という意識を持続していただくことが大
事だと思います。

そうでなければ、包材メーカーさんも、お菓子メーカーさんも、そして販売店さんでも
異常品をストップできなかった今回のようなことになってしまいます。

外箱の絵柄の問題だけで、よかったかもしれない。

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Author:QCマスター
株式会社 食品の品質管理研究所
代表取締役 花野 章二
食品衛生コンサルタントとして独立開業いたしました。
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