2件の異物混入事故

香川県の有名なお土産和菓子の一部商品に、包餡機のゴムパッキンが破損したもの
が混入した可能性があることから回収されています。

包餡機は稼働終了後、分解して洗浄します。
けっこう沢山のゴムパッキンが入っているので外して洗浄します。

ゴムパッキンは消耗部品なので、時に切れたり変形したりしていますので、洗浄作業
時に交換します。

あれ? なんでその時に気がつかなかったんでしょう。
たぶん、パッキンの破損に気がついて新しいものに交換されたんでしょうが破片につ
いては、その行先は気にならなかったんでしょう。

ここで、止めておけば後になって自主回収なんて無駄で莫大な労力を使わずに済みま
したよね。

もう一件、愛知県のJAさんが製造の「大根切干」の一部商品に加工中に大根千切り機
の櫛刃が破損し、製品中に混入したことから回収されています。

これも同じですね。
始業時と終業時に刃を点検しておれば、自主回収などという事態は避けられました。

この事例ですが、金属検出機はなかったんでしょうか。
たとえ、金属検出機がなくても、少なくとも製造当日には点検によって刃の破損に気
付いたと思います。

先日、HACCPの研修会の場で「金属検出機がないとHACCPは構築できない!」って
おっしゃった方にお目に掛かりました。
そりゃ、あったのに越したことはありませんが・・・。

金属検出機がなくても金属異物の混入を防ぐことは可能です。 むしろ、金属異物の
混入を防止する対策は、金属検出機を設置することより大切です。

なのに金属検出機の工程がハンを押したようにCCPになっているのには違和感を感じ
ています。

HACCPのアドバイザーさん、コンサルさんの中にも製造現場のことを分かっておられ
ない方が時々いらっしゃいます。

HACCPのことはよく解っていても、製造現場のことが解っていなければ役に立つもの
は出来ません。

スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

QCマスター

Author:QCマスター
株式会社 食品の品質管理研究所
代表取締役 花野 章二
食品衛生コンサルタントとして独立開業いたしました。
どうぞ宜しくお願いいたします。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
天気予報

-天気予報コム- -FC2-
カレンダー
10 | 2017/11 | 12
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 - -
見にきてくれてありがとう
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR