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ノロウイルスと新型コロナウイルス

こんにちは!
食品の品質管理研究所の花野です。

この1ヶ月の間に大騒ぎになってしまった新型コロナウイルスの感染者は、日本
では昨日の時点で99人(クルーズ船 621人)になりました。

震源地の中国での感染者は75,000人以上、2,230人が亡くなるという状況に陥っ
しまってます。
まだ暫くは増え続きそうな感じです。

最近になって、様々なイベントなど、多くの人が集まる催しは自粛ムードが広まっ
ています。

おかげでセミナーの中止などで私の仕事にも影響が出ています。
私ですら影響があるくらいですから、特に中国と関連のある企業はこれから先、
少し心配ですね。

中国では日本のお正月にあたる春節期間の休日に、里帰りしたのはいいけど、
交通機関の遮断で今も戻ってこれない人がいっぱいで、また健康であっても外出
制限もあって企業活動がマヒしています。

日本では真っ先に訪日客の激減で、各地の観光地やバス会社さんなどが大きな
ダメージを受けています。

さらに長引けば、中国からの輸入品が停止状態になり、食品をはじめ多くの産業
にダメージが拡大してしまいそうです。

さて、新型コロナウイルスの予防として、テレビなどで「手洗い」「マスク」
「アルコール消毒」がさかんにいわれ、マスクやアルコール消毒剤の入手が
困難になっています。

でも「手洗い」は誰でも、どこでもできる予防方法なので励行ですね。
普通の手洗いじゃなくって、30秒くらいは時間をかけてしっかり洗いましょう。

食品製造現場の皆さんは慣れているハズですが、そうでない方にとって、30秒は
とても長く感じます。

時計を見ながらでもいいですが、いつもそんなわけにはいかないと思います。
「Happy birthday to you 」を、手洗いの間に2回、歌ってくださいね。

こうやって、しっかり手洗いが、全国の皆さんに浸透すると、食品製造の大敵である
ノロウイルスの食中毒も減るんじゃないかと期待しています。
(今のところは・・・あんまり・・・。)

ノロウイルスも新型コロナウイルスと同じように治療薬が未だに開発されていません。
どちらも早期にインフルエンザのタミフルみたいな特効薬ができたらいいですね。

今回のコロナ騒動、1日も早く終息してほしいですが、しっかり手洗い習慣が根付い
たら日本の食品衛生環境はさらに向上すると思います。

ちょっと前に、地下鉄車内でマスクなしで咳き込んでいて、非常ベルが押されるという
事件(?)がありました。

これは、ちょっと違うな。

お気を付けください。


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新型コロナウイルス

こんにちは!
食品の品質管理研究所の花野です。

さて、世間を騒がせている新型コロナウイルスによる肺炎の死者が今朝の報道で
361人となり、2002~03年に流行したSARSによる中国本土での死者349人を
上回りました。

感染者は17,205人で、まだまだ拡大中のようです。
日本国内でも感染者は20人となり、いま暫くは増えていきそうですね。

テレビの報道番組はこのニュースに大きく時間を割き、少々ヒステリックともいえる
言い回しで、視聴者の不安を煽っているようにさえ感じます。

私はこのブログでも紹介したように、1月8日~10日まで3日間、中国の山東省の
食品工場さんを訪問していました。

山東省は武漢市のある湖北省とは、えらく離れてるし1月の初めころは、まだそん
なに騒ぎになってなくて、私も仕事ですし、別段気にもせず行って帰ってきました。

もちろん体調に異常はありませんが、最近の情報では私の訪問した市でも感染者
が出ており少し複雑な思いをしました。(ちょっとだけビビった!?)

テレビ等で予防策として「マスク・手洗い・アルコール消毒」が盛んに報じられ、
街中からマスクが消えつつあります。

でも、普通にみる四角いマスクではウイルスはたぶん、なんも気にせず通過しちゃ
います。

コロナウイルスの大きさは100nm、えっと1万分の1mm・・・ですので、ゆうゆう
通過してきます。

マスクをした感染者が咳やクシャミをしたときに、ウイルスが飛んでいく距離は少し
減ると思いますが、普通のマスクじゃ予防になりそうもないですね。

マスクで予防するなら、医療従事者が使っているN95という規格をクリアしたもの
にしましょう。めちゃ高いですが・・・。

だから普通のマスクを爆買いするのはやめて!
なくなると食品工場が困るんです。

次に手洗いですが、少なくとも30秒くらいは一生懸命に洗わないといけません。
相手は1万分の1mmの大きさなので、皮膚の凹凸に入り込んでしまったウイルス
は、ちょっとやそってでは洗い流せません。
これは食品工場で働く皆さんなら分かってもらえますよね。

最後のアルコール消毒も有効とのことですが、しっかり手を洗った後でないと効か
ないですね。
手の汚れの下に1万分の1mmが隠れていたら、やっつけられません。

最近、多くの人が集まる場所に消毒用アルコールスプレーが設置されているのを
前より多く見かけます。

このことは悪いことではありませんが、公共のトイレなどの手洗い場に手の洗浄剤
が置かれていることはほとんど皆無です。

もちろんお金もかかりますし、管理も大変です。
でも、しっかり手洗いとアルコール消毒がセットになって、より有効な対策になると
思います。

さてさて、長くなりましたが、皆さんはインフルエンザが原因で毎年、どれくらいの方
が亡くなっているか、ご存じでしょうか。

インフルエンザによる肺炎とか、インフルエンザが引き金となって亡くなる方が日本
国内で年間1万人程度となっています。(世界では25万~50万人!!)

もう40年近く前のことですが、当時の勤め先の私の同僚(同い歳で25歳)が2月に
インフルエンザを発症し、わずか3日後に持病の悪化で亡くなってしまいました。

新型コロナウイルスを侮ってはいけませんが、パニックになるほど恐れることは
ナンセンスです。

ただこれを機に、しっかり手洗いの習慣が身について、ノロウイルス食中毒が減っ
てくれることを期待しています。

あっ、ちなみにノロにはアルコールは効きません・・・。
お気を付けください。

アイスクリームの賞味期限

こんにちは!
食品の品質管理研究所の花野です。

明治さんは市販するアイスクリーム全商品について、来年4月くらいから賞味期限
を表示することに決めました。

今まで賞味期限表示はなかったんですね。
全然気にしてませんでしたので、知りませんでした。
だって、冷凍でしょ。

明治さんは、食の関心の高まりから賞味期限に関する問い合わせが急増したこと
に対応するためとしています。

ちなみに賞味期間は2年間だそうです。
冷凍でも確かに品質劣化は徐々に進行しますが、2年も保存する意味ってなんなん
でしょうか。

メーカーさんだって、販売店さんだって賞味期限は長いほうが助かることってちょ
くちょくありますが、2年は必要ないですね。

私たち消費者だって、アイス買ってから2年の間、冷凍庫に入ってたらそれはただ単
に無駄な買い物してるだけです。

さて一般的な加工食品には賞味期限っていうのと、消費期限っていう2つのパターン
があります。

この違い(区別)をひと言でいうと、定められた保存条件で・・・
  消費期限:安全に食べられる期限
  賞味期限:おいしく食べられる期限

ということになりますので、消費期限で表示されている、お肉やお刺身、生菓子
などは期限内に食べてくださいね。(メーカーも少しは余裕をみて期限を設定し
ていますが・・・)

賞味期限で表示されている食品は、ちょっとくらい期限を超えても、大概の場合
はなんてことないです。

ということなんですが、大いに誤解されている方が多いです。
消費期限であれ、賞味期限であれ、その食品を開封するまでのものなので注意
してください。

昨年の夏に買って使った「そうめんつゆ」や「焼肉のたれ」なんかが、冷蔵庫の
中で冬眠していませんか。

「賞味期限が残っているのに、おいしくない!」って、メーカーにクレームはちょ
っと違います。

あと、砂糖とか塩は、たぶんこの先も賞味期限の表示はされないと思いますが、な
くっても大丈夫ですよね。

消費期限や賞味期限の表示って必要なものと思いますが、食品ロスのひとつの要素
になっているのは確かなようです。

今日はいっぺん、冷蔵庫の奥のほうを覗いてみましょう。


営業許可

こんにちは!
食品の品質管理研究所の花野です。

昨年末に営業許可の不備に関して2件の回収事故がありました。
1件は泡盛の製造会社さんにおいて、酒類製造業の営業業許可の更新を怠って
いたため無許可状態になっており、この会社の泡盛63品種、合計567,616本の
回収となりました。

もう1件は、ジャムやフルーツゼリーなどの製造会社さんが無許可で製造されてい
たための回収です。
いずれも製品の安全性に問題ないとされていますが、これはいけません。

現在、食品衛生上必要とされている34の製造業、販売業、飲食業について、要許
可業種となっています。

それ以外の業種については、一部は自治体の条例により届け出制度があります
が、けっこうバラバラな現状です。

例えば、漬物製造業は要許可業種になっておらず、自治体によって届け出制度
があったり、何もなかったりします。(勝手に作って、勝手に売ってもOK!)

その漬物で過去に大きな死亡食中毒事故がありました。
今から8年前、北海道で白菜の浅漬けによるO157の集団食中毒が発生し、8名
の方が亡くなっています。

その際、製造会社の非常に杜撰な衛生管理状態が問題となり、業界団体は国
に漬物製造業を許可制に移行するよう要請していました。

このたび、食品衛生法の改正により営業許可業種の見直しが行われ、漬物製
造業も仲間入りします。

漬物だけでなく大幅な見直しとなり、従来の業種の統廃合そして新設となります
が、許可業種以外についても、常温保存できる包装食品のみの販売業を除いて
要届け出業種となっていく予定です。

現在の営業許可34業種というのは、そもそも昭和47年(1972年)に制定されたも
のです。

食品を取り巻くあらゆる環境はどんどん変化しているのに、およそ50年前の制度
など、役に立っていませんね。

さて、冒頭で紹介した回収事故についてはこの食品衛生法の改正とは無関係で
すが、食品を製造しているという意識がなさすぎますね。
「なんくるないさー」ではいけません。

たまには営業許可証の有効期限を確認してくださいね。
お気を付けください。


中国の食品製造

こんにちは!
食品の品質管理研究所の花野です。

皆さんは中国製の食品について、どんなイメージをお持ちでしょうか。
多くの方はあまり、いいイメージを持っておられないと容易に想像しますが、
いかがでしょうか。

先週、私は中国の山東省にある食品会社に食品衛生のコンサルのお仕事をい
ただき、現地に行ってまいりました。

実はこの会社さんには過去にも同様の案件でお伺いさせてもらっており、お互
いに信頼関係にあります。

対象の工場は築6年で、まだピカピカの状態で、建物や設備などは清潔に維持
されています。

HACCPの仕組みはかなり以前から導入されており今回、詳細を教えていただ
きました。

(注)HACCP:食品衛生管理の国際的な仕組みで、日本では来年の6月より
   全ての食品事業者を対象に法律で制度化されます。

少しばかり日本のHACCPとの違いを感じましたが基になっているのは世界基準
のコーデックスHACCPなので全然問題ありませんし、私の感じた相違点もしっ
かり説明していただき納得でした。

HACCPやISOについてはしっかりと取り組まれておられます。
でも何より素晴らしかったのが「5S改善活動」を全体で取り組まれているとこ
ろです。

なんと私が以前にお薦めした、改善前・改善後の画像付き改善報告書が工場
入口に堂々と掲示されていたのには感動しました。

工場内の詳細なことは守秘義務があり、ここでは書けませんし、もちろん画像
掲載もNGですが、「百聞は一見に如かず」といいます。

実際にこの工場を見ると、あなたの中国製食品に対するイメージが変わると思
いますよ。

中国から輸入される食品が日本の検査で不合格となる件数は、ご存じのとおり
多いです。

しかし、他の国と比べて圧倒的に中国からの輸入食品は数量が多く、不合格率
に換算するとその数字は非常に小さく、むしろ優秀です。
輸入量の多い上位国で不合格率を比較すると、中国は米国の1/4に過ぎません。

日本への輸出で成功している中国の食品会社は、日本が食品衛生に対して非常
に厳しい国であることを承知で仕事をされています。

まあ反論はいろいろあるでしょうね。
日本の食品会社でも、非常に優秀なところもあれば、お世辞にもそう言えない
会社もあります。

いわゆる「ピンキリ」です。
国土の人口も日本の何倍もある中国では「ピンキリ」のスケールも何倍もあるっ
てことです。

以前、このブログの読者の方から、中国や韓国に対する非常に攻撃的な意見をい
ただき困惑しました。
ネットで得た情報をうのみにして、徹底的に攻撃します。

ネットの情報より、まず自分の目で真実を確かめることが本当に重要です。
そんなに遠くないし、中国の航空会社だととても安上がりです。

おわりに、大気汚染はかなり改善しつつあります。悪名高い交通マナーもどんど
ん良くなってきています。

食品衛生も訪問するたびに向上しているように思います。
街中は清掃され、ごみひとつ落ちていません。

「中国は・・・!」といって、批判ばかりしているだけではどんどん抜かれてし
まいます。


プロフィール

QCマスター

Author:QCマスター
株式会社 食品の品質管理研究所
代表取締役 花野 章二
食品衛生コンサルタントとして独立開業いたしました。
どうぞ宜しくお願いいたします。

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